居抜きオフィスの賃貸におけるメリット・デメリットと注意点

居抜きオフィスを借りる際は、前もってメリットとデメリット、注意点をチェックしておくことが不可欠となります。居抜きオフィス＝費用がかからずお得というイメージは強いですが、デメリットとして考えられるポイントも意外とあるものです。そこで今回は、居抜きオフィスを探す際の注意点や、メリットとデメリットを解説していきます。

居抜きオフィスといえば、最初の設備投資の費用が安く抑えられることで人気がありますが、実際に賃貸する際には意外と気になることも出てくるため注意が必要です。

• 退去時の撤去費用が高額になる場合もある
• 自由にレイアウト変更ができないこともある
• 居抜きオフィス物件の選択肢はそこまで多くない
• おしゃれさを求めるとさらに物件探しは難航する
• 物件を紹介してくれる業者探しが重要になることもある

居抜きオフィスは、最初に借りるときは設備投資のコストが安く収まるかもしれませんが、退去時には原状回復をしなければなりません。そのため撤去するもの次第では、費用が高額になることも考えられます。また、内装が残っているからこそ、自由にレイアウトを変更できない部分もデメリットに感じることもあるでしょう。

また、そもそも居抜きオフィスの物件探しは難航することも多いです。居抜きオフィスの選択肢は多くなく、おしゃれさを求めようとするとさらに物件の数は限られ、賃料も上がります。希望どおりの居抜きオフィスを探すためには、物件を紹介してくれる業者選びが重要です。

では、実際に居抜きオフィスを借りると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。居抜きオフィスに興味がある場合は、まず以下の点に注目しておきましょう。

• オフィス移転に伴う費用を大幅に削減できる
• 引っ越しの手間がかからない
• すぐに移転先で事業を始められる

居抜きオフィスの利点はなんといってもその手軽さ、コストの安さにあります。残っている内装や設備、そして備品類をそのまま使用できるため、オフィス移転にあたってかかる費用を大幅に削減できます。大型の荷物を運搬する手間も省けるでしょう。

また、すぐにそのオフィスで事業を始めたい方にとってもメリットは大きいといえます。居抜きオフィスならある程度のものがそろっているため、少しの手間で引っ越しを終えることができ、すぐに事業を始められます。

メリットが多く魅力的に思える居抜きオフィスですが、いくつかのデメリットもあるため前もってチェックしておくことが大切です。特に以下の点には要注意です。

• 使い勝手をよくしようとすると結局費用がかかる
• 備品が中古のため使っていく上で不安要素が残る
• 退去時には原状回復義務が生じる

事業を行っていくオフィスですから、やはり使い勝手はできるだけよくしておきたいものです。しかし、そう思って設備や内装工事を行ったり備品を購入したりすると、結果として想定以上のお金がかかってしまったということがよくあります。本当に居抜きオフィスでお得に済むのかどうか、事前に判断しておくことは必要です。

また、基本的に使用していく備品や内装設備は新品のものではありません。中古品ゆえに、物によっては使っていく上で不安要素が残る場合もあるため気をつけましょう。

そして、最終的に退去の際には原状回復義務が生じるため、備品類を撤去するのに費用がかかる可能性は十分にあります。そのことを承知の上で、居抜きオフィスを賃貸するかどうか決めていくことが大切です。

せっかく居抜きオフィスを賃貸して設備投資を安く抑えるなら、事前のチェックは入念に行っておきましょう。借りる際には、以下の点を見て自社に合った物件かどうかを判断していくことが大切です。

• 余計な工事費がかからないか（内装や設備が古すぎないか）
• 使いづらいレイアウトではないか
• クリーニング費用は誰が負担するのか
• 退去時の原状回復にかかる費用はどれくらいか

このように、後になって費用が多くかかったり、使い勝手の悪さを感じたりする失敗はしっかりと避けていくことが大切です。

居抜きオフィスを借りる際は、メリットにばかり目を向けてしまいますが、意外とデメリットに感じられることもあるため事前によく判断することが大切です。

居抜きオフィスの物件をお探しの際には、Tokyo workplaceへぜひご相談ください。お客様のご要望に合った物件について、スムーズなご提案をさせていただきます。