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居抜き物件のオフィスを探して契約する際には、内装や設備、契約の詳細などについてよく理解しておくことが大切です。また、居抜き物件とセットアップオフィスの違いがわからない…と困っている方も多いかもしれません。
今回は、居抜き物件のオフィスを見つけて契約する際のポイントとして、セットアップオフィスとの違いを整理しながら、内装や設備についても詳細を解説していきます。
居抜き物件のオフィスを契約する際に知っておきたいのは、頻繁に混同されるセットアップオフィスとの違いです。居抜き物件に興味があっても、セットアップオフィスとの違いについては意外と理解していない方も多いでしょう。
まず居抜き物件は、一つ前に入居していたオフィスのデスクや棚などを残し、内装もそのままにしている状態です。一方でセットアップオフィスは、新たに内装工事を行い、新品の什器や備品を設置しているオフィスのことを指します。
最も重要なポイントは、内装や設備が新しくなっているかどうかです。居抜き物件は、貸し出しにあたって修復が必要な箇所以外は、基本的に新しく整備されているわけではありません。
居抜きオフィスを契約する際は、やはり内装が気になるところです。せっかく契約するならおしゃれで近代的な内装デザインがいいと感じる方も多いでしょう。
しかし、多くの場合において居抜き物件のオフィスは、いわゆるオーソドックスなタイプの内装です。個性的な内装になっていることはほぼなく、一般的でシンプルなタイルカーペットやフローリング、パソコンデスク、書類棚などがそのままになっているのが特徴です。
居抜き物件のオフィスを契約する際には、造作譲渡契約と呼ばれる契約について理解を深めておく必要があります。この造作譲渡契約とは、簡単に説明すると内装や設備、家具などを借主が買い取る契約内容を指します。
どれくらいの費用で買い取ることになるのかは物件によって異なりますが、新たに設備や内装を整えるのと比べれば少ない出費で済むのがうれしい利点となります。もちろん、居抜き物件のオフィスを借りる場合は、すべてを造作譲渡契約によって買い取らなければならないという決まりはありません。欲しいものを選んで買い取るかどうかを決める権利があります。無償譲渡になるケースも数多くあります。
居抜き物件のオフィスを借りる場合は、空調や水回りなどの設備についても目を向けておきましょう。特に設備は、減価償却について正しい知識を持ち、それに沿った適切な対処を行っていくことが肝心です。
時間が経つにつれて価値が下がる設備は、その耐用年数から減価償却費を計算する必要があります。しかし、居抜き物件のオフィスの場合は、設備を中古品として買い取ることになるため、それぞれの耐用年数が判然としないことも珍しくありません。
その場合は、基本的にすべて同じ期間で償却を行っていきましょう。しかし、何でもまとめて償却しようとすると、のちの税金支払いにおいて損をする結果となることもあります。設備買い取りの際には税務のことも含めて冷静に判断したいところです。
いずれにしても居抜き物件を契約する際には様々な判断が必要です。物件を紹介してくれる業者には細かく相談を行った上で、コストパフォーマンスも考えて新しいオフィス環境を用意していきましょう。
居抜き物件のオフィスは、よく聞くきれいなセットアップオフィスとは異なります。物件次第では内装や設備は整っているものの、古さが目立つことも珍しくはありません。できるだけコスト削減を意識しながら新しい事務所や店舗を用意したい…とお考えなら、居抜き物件のオフィスの契約がおすすめです。
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